エネルギー問題は非常に深刻です。
人口増加に伴い人々が必要としている資源や燃料は、ますます限界に近づいてきました。
ある貧困地域に樹木を植えるプロジェクトが計画されました。
森林伐採が広範囲にわたって行われているために、地元住民に大きな影響を与えていたからです。
しかしせっかく植樹した樹木は、成長を見ないうちに伐採されていました。
なぜ樹木がまだ成長していないのに伐採されたのでしょうか。
それには深刻なエネルギー問題が関係しています。
目次
地元の人たちは木を燃料としていた
地元の人たちは木を燃料としていました。
日本でも昔はガスや電気がなかったので、薪を使って料理をしていました。
お風呂も薪で沸かしていましたから、樹木が主な燃料です。
その地域の人々は燃料を確保できないために、また幼い苗木を使用していました。
結局良かれと思って行った植樹プロジェクトも、ほとんど意味をなさない状態です。
本当に地域の人々の必要を満たすためには、周到に準備されたプロジェクトが必要です。
このようにして諸外国では、エネルギー不足が大きな問題になっています。
そこで必要となってくるのが再生可能エネルギーです。
再生可能エネルギーとは
太陽によるエネルギー
再生可能エネルギーにはどんなものが含まれるでしょうか。
代表的なものは太陽によるエネルギーです。
太陽光パネルが屋根に付いているのを、見たことがあるにちがいありません。
太陽から発せられるエネルギーを電力へと変化します。
これは非常にエコロジーな方法であり、地球環境に配慮がなされています。
太陽が発するエネルギーは膨大で、地球から遠く離れているのにも変わらず膨大な熱量を供給します。
この仕組みには感動さえ覚えると言う人も少なくありません。
実は個人でも簡単に再生可能エネルギーを利用することができます。
ドラム缶に水を入れておくなら、夏の暑い時期は水温が上昇し熱湯になります。
これを使って水浴びをするならとてもエコロジーです。
とはいえ個人でドラム缶を確保するのは簡単なことではありません。
そのようなときには、ペットボトルに黒い布をかぶせたものを用意します。
それからその中に水を入れて、太陽が当たるところに置いておくなら温水へと変わります。
風力発電
太陽光発電以外にも再生可能エネルギーには風力発電も有名です。
白い大きな風車を見たことがあるはずです。
風が吹いて風車の羽が回ることで電力が発生します。
遠くから見ると非常にシンプルな作りに見えるかもしれませんが、定期的なメンテナンスを行うことが欠かせません。
高所作業員がロープを使って風車に問題がないかを、常に点検しなければいけないからです。
再生可能エネルギーの大きな問題点は、安定した供給が確保できないことです。
曇りが続くなら十分な熱量を確保できません。
風がないと風車は動きませんから、同様にエネルギーが得られなくなります。
現在においても様々な課題はありますが、今後いっそう科学技術の進歩に伴い問題点を克服できる日がくるに違いありません。
参考リンク：Influx星野敦
海外では停電は頻繁に生じ計画的な停電も少なくない
国内に住んでいると、エネルギー不足を実感する事はあまりないと言う人もいます。
確かに水道の蛇口をひねれば水がすぐ出てきますし、ガスコンロのスイッチを入れるとすぐに火が使えるからです。
停電になることもほとんどありません。
停電が生じるとニュースになるほどです。
一方で海外では停電は頻繁に生じ、計画的な停電も少なくありません。
水不足のために断水も頻繁に生じます。
日本はインフラが非常に整っているために、資源はあって当たり前のものと勘違いしてしまうかもしれません。
しかしそれは大きな間違いです。
資源には限りがあるので、大事に使わなければいけません。
個人として行える事はたくさんある
個人として行える事はたくさんあります。
例えば水道の蛇口を、開けっ放しにして歯磨きをしないことです。
こまめに水道の蛇口を閉めるようにすることで、環境に配慮ができます。
お皿を洗うときであっても同様です。
こまめに蛇口を閉めることで、かなりの水の節約が可能になります。
シャワーを浴びている時も、シャンプー中はシャワーを止めるようにしましょう。
一人一人が心がけをすることによって、地球の大切な資源を無駄なく使うことができます。
地球は人間に与えられた相続財産ですから、敬意を込めて管理する必要があります。
住宅に断熱材が入っているなら冷暖房費を節約できる
住宅に断熱材が入っているなら冷暖房費を節約することができます。
エアコンの設定温度を適度にすることにより、環境に配慮をすることが可能です。
不必要に温度を低くするなら、エネルギーの無駄にあるばかりか体が冷えすぎてしまいます。
さらに料理をする時にも様々な工夫ができます。
例えば圧力鍋を使うなら短時間で調理ができるので、ガスの使用量を抑えることができるでしょう。
さらに最近は様々なものをリサイクルしたり、シェアしたりすることでエネルギー問題に対処しています。
まとめ
例えば以前なら、使い終わったガラス瓶やプラスチックのケースはゴミにしかなりませんでした。
ところが最近は、企業が空き瓶を回収して洗浄した後に再利用しています。
こうした事は企業全体で取り組む必要があります。
最終更新日 2025年6月13日 by panda
