人間の心は、精神が崩れてしまうと一緒になって崩れてしまいます。
心が強い人は精神疾患などになりにくいですが、それでも誰でもなる可能性はあると言ってよいでしょう。
目次
精神疾患になるとどうなる?
精神疾患になると、通常の行動が難しくなります。
例えば、社会人が1週間に5日間働いていた場合でも、精神疾患にかかると5日間も働けなくなってしまいます。
それどころか、朝から晩まで職場に入ることすら耐えられなくなる可能性もあります。
そうすると、次第に会社を休みがちになります。
朝起きた段階で、体が鉛のように重くなるだけでなく、気持ちも沈んでいるため出勤したいとは思いません。
特に満員電車で出勤する人や、出勤時間が非常に長い人はかなり鬱っぽくなってしまいます。
1日休めば身体や精神が楽になりますが、いちど休むと身体が次第に重くなり何日も連続して休む人もいるでしょう。
つまり、人間は精神がやられると身体までやられてしまう可能性があります。
このような状態に陥ると、連続で1週間以上仕事を休んでしまう可能性も考えられます。
東京都小金井市にあるあん福祉会
基本的にいちど精神疾患になると、病院にでも通わない限り元の生活に戻れる可能性は少ないです。
この場合には病院に通うことも必要になりますが、それと同時に社会復帰の足がかりを掴むことが必要です。
その足がかりになる団体の1つが、東京都小金井市にあるあん福祉会になります。
あん福祉会は、精神疾患の人の支援を行っている団体です。
支援といっても様々な形がありますが、代表的なものの1つが就労移行支援になります。
今まで会社員などで働いていた人の中でも、精神疾患になってしまった人は少なくありません。
将来夢がないだけでなく、会社で働いても大した将来を描くことができなければ精神的にやられてしまいます。
精神的にあげた場合、長期的に会社に行くことができない可能性も少なくありません。
この場合には、誰かが支援しない限りその人はずっと会社に行くことができないわけです。
実際に、精神疾患を抱えて10年以上引きこもっている人もいます。
あん福祉会では職業移行支援を行っている
特に20代から30代で精神疾患になった場合、そこから20年から20年引きこもりともはや社会復帰は絶望的といえます。
もちろんアルバイト等で生計を立てることができないわけではありませんが、引きこもりのブランクが短ければ短いほど出しやすいものです。
そこで、あん福祉会では職業移行支援を行っていきますが、最初は非常に簡単な仕事からおこないます。
まず社会人として仕事に慣れてもらうことが重要です。
本人の活躍により、多くの人が助かることを知ることが重要になります。
例えば、自分が作った商品がお客様に喜ばれた場合、それだけで嬉しい気持ちになります。
日常的にそのような事は起こりますが、何でもないように見えて実は重要な役割を果たしているわけです。
なぜお客さんに喜ばれることが重要なのかと言えば、その人が役に立っていると思う気持ちが強くなるからです。
今まで精神疾患だったときは、どこか孤独な気分になっただけでなく、自分は社会に必要ないと感じていた人も多いはずです。
そうすると、自分の居場所がなくなるだけでなく生きる意味すら否定することになりかねません。
人に喜ばれること
この状態から脱するには、その逆の気持ちを味わうことが重要です。
そのうちの1つが、人に喜ばれることです。
1回喜ばれただけで一気にもとに戻る事はありませんが、これを積み重ねることで自分が人の役に立つことができると考えるものです。
職業支援する人も、この点をよく理解しておくことが必要かもしれません。
つまり、1人の人間を立ち上がらせるためには、社会の中でどのような役割を果たすかを教えることです。
自分が社会の薬達きっかけができれば、少しずつ生きる意味が出てきます。
結局人間が生きると言う事は、自分自身の欲を満たすことよりも人に喜ばれることや感謝される事の方が大事と言うことでしょう。
実際に成功者と言われる人でも精神疾患にかかる人もいます。
就労支援を少しだけ行ったとしてもすぐに復帰できる人は少ない
また会社社長のようにある程度高い地位の人で収入がある人でも精神疾患を抱えている人を考えれば、単に物欲を満たせばそこから脱することができるわけではないことが理解できるはずです。
人に喜ばれることを教えさせ目覚めさせることにより、自分の病気と闘う活力源を生み出します。
職業の種類は様々あり、いずれも軽作業です。
今までなかなか人が真似することができないようなことを仕事としていた人が、誰でもできる軽作業をやるのは馬鹿らしいと感じるかもしれませんが、どのような仕事であっても人から感謝されることを直接知ること、そして働くことの喜びを他人から教わることも重要になります。
とは言え、就労支援を少しだけ行ったとしてもすぐに復帰できる人は少ないです。
まとめ
多くの人は、精神疾患を抱えて病院に通就労支援等を受けたとしても半年程度では元に戻りません。
やはり一年かそれ以上の長い期間をかけて少しずつ自分自身の生きる意味を考えて、元通りに戻っていくしか方法はありません。
最終更新日 2025年6月13日 by panda